頑なに離婚に応じなかった配偶者と調停離婚が成立した事例

事案の概要

　同居中から夫婦仲が悪く、別居に至った後、3年以上が経過しており、夫から妻に対して離婚を求めていたものの、妻が頑なに離婚に応じないというご相談をお受けし、夫側の代理人として、まずは離婚協議から申し入れました。
　しかし、妻側は協議に十分に応じず、夫側から離婚調停を申し立てました。
　離婚調停のなかでも、妻側は不合理な離婚条件に固執している状況でした。

結果

　夫側として、早期解決のため、離婚調停段階では、判決で予想される条件よりも妻側に有利な条件を提示していましたが、妻側は応じず、より高条件でなければ離婚しないという考えでした。
　そこで、訴訟でも勝訴の見込みが高かったこともあり、夫側としてもやむなく、調停段階で提示した離婚条件は全て撤回し、あとは離婚訴訟やむなしと伝え、調停を不成立として終了することを希望しました。　
　すると、妻側も態度を軟化させ、最終的に夫側が提示する離婚条件に応じ、調停離婚が成立しました。