離婚調停が不成立となり終了した直後に協議離婚が成立した事例
事案の概要
離婚調停が不成立となり終了した直後に協議離婚が成立した事例
結論
交渉においても、調停においても離婚につき妻から合意は得られず、不成立にて離婚調停が終了しましたが、その直後に妻から離婚に応じる旨の連絡が入り、協議離婚が成立しました。
当方は、夫から最初に話を聞いた際、法的な離婚原因がないうえ、それまでの夫の対応により、妻は夫の愛情がまだ自分に残っていると誤解してしまっているせいで、修復を諦めきれない状態になっていると感じました。
そこで、当方は、交渉、調停を通して、事務連絡を含め、全て代理人を通すことで、徹底的に夫と妻との接触を断ち、不成立にて調停が終了した後、妻から直接夫に手紙が送られてきた際も、あえて夫から返信はさせず、代理人から改めて離婚をしてほしい旨伝えるという方法をとりました。
妻は手紙の返事すらもらえなかったことで、修復は不可能と判断し、調停終了直後に協議離婚が成立するに至りました。
法的な離婚原因がない本件において、本来は3年から5年の別居期間が必要なところでしたが、妻との接触を徹底的に断ち、修復を諦めさせることで、早期に離婚成立にいたることができました。
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